実感こもったストーリーが楽しい「ヤカンのおかんとフトンのおとん」

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だんたんと絵本が身近になってくると、シンプルなお話のほかにも「おもしろい」とか「ちょっとこわい」お話が読んでみたくなりますね。

我が家はもともと、子供向けのテレビ番組の1コーナー「おててえほん」の作家でもあるサトシンさんのお話がお気に入りだったのですが、おもしろい絵本を探していたときに本屋さんでであったのが「ヤカンのおかんとフトンのおとん」でした。

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ストーリーは、あれこれと怒ってばかりのおかん(おかあさん)はまるでヤカンのように真っ赤にピーピー言っている!と、休みになると寝てばかりのおとん(おとうさん)はまるでフトンのようだ!と、主人公・ぼくの視点で描かれています。

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おかんがどんなときに怒っているのか、おとんがなんでずっと寝ているのかが、親近感を感じるシーンにあふれ、ユーモラスに描かれていて、すらすら・ゲラゲラ読んでしまいます。そして気になるストーリーの最後には、笑顔の「ぼくの大好きなおかんとおとん」がでてきて、安心できます。愛情感じるタイトルが、絶妙な韻をふんでいてリズムカルによめてしまうという不思議さも。

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今日も怒ってしまったなというおかあさんや、最近ごろごろしすぎかなと感じているおとうさんには、こんなふうにこどもに見えているのかしら、と客観的になる材料になるかもしれませんね…。

ダイナミックな絵とどこの家庭にもありそうな親近感のあるストーリーが魅力的な一冊です。

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