百人一首で遊んだ事がありますか?私はお恥ずかしながら、古文の授業に出て来た時にいくつかの歌に触れただけで、今まで遊ぶ機会がなく過ごしてきました。1度か2度坊主めくりをした程度でしょうか。
しかし、娘が小学2年生の時、百人一首を覚えましょう♪という授業があり、しかも学年で百人一首大会まで開かれる予定だと知って、慌てました。主人の実家にあった百人一首を借りて来て、付属のCDを流して家族でやってみましたが、全くといっていいほど、探せません。娘も毎日音読の宿題で読み始めたものの、意味もわからず、たどたどしく口に出してもなかなか覚えられないのです。これは、なんとかしなければ!と思い、百人一首の覚え方を調べました。
まず、基本的な事ですが、百人一首の遊び方を説明します。読み札には5/7/5/7/7のすべてが書かれていて、取り札には7/7の下の句だけが書かれています。例えば、
「はなさそふ あらしのにはの ゆきならで
ふりゆくものはわがみなりけり」と読み上げられたら
「ふりゆきものはわがみなりけり」と書かれた札をさがします。
これがなかなか見つかりません。よく似た歌も多いので注意です。
いかにたくさんの歌を覚えているか、が勝負を大きく決める事になります。全部覚えている小学生はなかなかいないでしょうが、いくつかの歌を知っていて「これだけは取れる!」という得意な歌がいくつかあるだけで、有利になります。
色々な覚え方があるようですが、私が娘に教えたのは最初からいくつ分の文字で他と重ならなくなるか(きまり字)でグループにしていくものです。
きまり字一つ「むすめふさほせ」から覚え、二つの「うちしもゆ」、
三つの「いちひき」、四つの「はやよか」そして五つの「み」を覚えると50種です。その後は、少々苦戦しますが「たこ」「おわ」「な」「あ」と覚えていけば100首です。
繰り返して行くうちに、普段聞き慣れない古典的な言い回しが耳に残るのか、子供たちも好きなフレーズを覚えてきました。
急に覚えるのは大変ですが、家族で楽しみながら少しずつやってみてくださいね。