触れて知る植物の世界「そうっとそうっとさわってみたの」

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毎月購読しているちいさなかがくのとも。2013年4月号が娘のお気に入りが「そうっと そうっと さわってみたの」。

春になると公園にはたくさんのシロツメクサが咲きます。とても小さくかわいい花ですが、とても元気にどこにでも咲く春の花。摘んでつなげてブレスレットやティアラにしてみる・・そんな思い出が大人にもあるかと思います。でも、葉っぱの特徴やアカツメクサとの違いなんて、この本を読むまでは私もしりませんでした。

「はっぱを じーっと はさんでいると ゆびに ぴったりと くっついてくる。 はっぱと あくしゅをしているみたい。」「こっちの はっぱは ふわっとしてる。 やわらかい けが はえているよ。 シロツメクサじゃないみたい。」と違いを紹介していきます。そのあとはカラスノエンドウ、タンポポと紹介されていきます。

花たちをさわって、感じて、知ることに体で植物を理解して行く子供の様子を見ていて嬉しくなりました。ただ見るだけでは「あの花はタンポポだね。」で終わってしまいますが、ふわっとゆびが花にもぐったり、わたげは触るだけでほろろと散って飛んで行ってしまったり、飛んで行ったあとはざらざらごわごわしているのを知る。また、「そうっとそうっとさわってみたの」という、花に優しさをこめて接しているところに温かさを感じる本です。

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