「ぼくもだっこ」
二人目の妊娠がわかったとき、まだ長男は1歳過ぎの甘えん坊でした。
赤ちゃん返りどころかもともと赤ちゃんみたいなもので、このまま下の子が生まれたら一体どうなるのだろう…と不安に思っていました。
そこで、下にきょうだいが出来るストーリーの絵本を探しました。
この絵本を選んだのは絵が可愛かったというのと、お兄ちゃんになるんだからしっかりしなくちゃ、という内容ではなかったことです。
うちの場合、歳があまり離れていないので登場人物のお兄ちゃん(またはお姉ちゃん)が4歳くらい以上の設定だとあまりしっくり来ませんでした。
この絵本は主人公のまもるくんがまだ小さいイメージで、「ママー」と泣いてしまうところなんかがうちの息子にしっくりきそうな気がしました。
動物がたくさん出てくるのもいいなーと思いました。
買った時は息子はまだ2歳直前ごろで、絵本をみてもピンと来てない様子でした。
ただ、動物に興味をしめしたり、まもるくんが「ママー」と泣いてしまうシーンでは自分も「え〜ん」と泣く真似をしたりして楽しそうに読んでいました。
ママがまもるくんを抱っこするシーンで、私が息子をぎゅっとすると嬉しそうに笑っていました。
今はもう息子は3歳になり、下の子も1歳半になりました。
最近では二人で一緒にこの絵本を見て、二人で「え〜ん」と泣く真似をしています。
息子は今は「きょうだいができた」というストーリーを理解しているようです。
相変わらず抱っこのシーンで、私が息子をぎゅっとすると嬉しそうにします。
甘えたいときに「この絵本読んで」と持ってきているように思います。
下の子ができると上の子は多かれ少なかれ寂しい思いをすると思います。
そんな時におすすめの絵本です。