光村ライブラリー 光村図書
小学校の国語の教科書に掲載されていた物語を集め、低学年編5巻、中学年編6巻、高学年編6巻、詩1巻の全18巻で構成されたものです。
我が家は、このうち低学年編の2冊と中学年編の1冊を持っています。
教科書イコール勉強と結びつけてしまいそうですが、教科書こそ子供にとって必要な知識や刺激がつまった物語の宝庫。
子供の理解力に見合った表現やあらすじを研究しつくして作られてるはずだから、おそらく読んでおいて間違いはないはずです。
低学年編の第1巻は「だれにあえるかな」「春の子もり歌」「花いっぱいになあれ」など、春にぴったりなお話が収録されています。
そして、私がこの光村ライブラリー第1巻を買った最大の理由は「チックとタック」があったから。
この題名に記憶があるパパやママもいることでしょう。
昭和40年から60年まで1年生の教科書に掲載されていました。
時計の中に住むこびとが、夜中にこっそり出てきて、おじさんの食べ残しのごちそうを食べまくるお話です。
息子が年長の頃、大好きなお話の一つでした。
時計の音が「チックタック」って聞こえるのは、チックとタックがいるから。
きっとうちの時計でも、夜になれば出てきて、つまみ食いしてるんだよね。
時代が変わっても、子供の想像の翼は広がるのです。
ちなみに中学年編第7巻を買ったのは「つり橋わたれ」があったから。
山のつり橋で、不思議な男の子が都会っ子のトッコを導くお話。
つまり、この光村ライブラリーは、懐かしさゆえの私の単なる衝動買いなのでした。
でも読み聞かせはもちろん、小学生になってからの音読にも使えますし、お話の内容は抜群ですから、持っていても損はナシです。
挿絵も教科書の当時そのまま、パパやママもあの頃の教室の風景が蘇ってくることでしょう。
教科書だけど勉強じゃない、親子で楽しめるシリーズです。